ラペロス LCP A130
ラペロス LCP A130 VF2001 (GF30%) 樹脂 試験片
樹脂 試験片 ラペロス LCP(液晶ポリマー)
ラペロス LCP A130 VF2001
3×70×150
ラペロス LCP A130 VF2001
3×70×150
品名 | LCP |
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樹脂名称 | 液晶ポリマー |
商品名 | ラペロス |
メーカー名 | ポリプラスチック(株) |
グレート | ラペロス A130 |
サイズ | 3×70×150 |
ラペロス LCP LAPEROS LCP 液晶ポリマー(略称LCP、商品名ラペロス)について
- 溶融時に分子の絡み合いが少なく、僅かな剪断力を受けるだけで一方向に配向します。液状でありながら結晶の性質を示すことから、これが液晶ポリマーといわれるゆえんです。冷却・固化するとその状態が安定して保たれます。
- 成形時に分子鎖は流動方向に配向し、あたかも自ら自分自身を補強しているかのような補強効果を生じ、極めて高い強度と弾性率が得られます。
- 弾性率が高いにもかかわらず、非常に優れた振動吸収特性を示します。
- 特に流動方向の線膨張率は大変小さく、通常のプラスチックより一桁低い値で、金属の値に匹敵します。
- 厚みの薄いものほど表層の配向層の占める割合が大きく、薄肉になるほど、大きな強さと弾性率が得られます。
- 緻密な結晶構造をもっていますので、融点が比較的低いにもかかわらず、高い荷重たわみ温度(グレードにより160~340℃)、連続使用温度(220~240℃)、ハンダ耐熱性(260℃、10秒~310℃、10秒)をもっています。緻密な結晶構造をもっていますので、融点が比較的低いにもかかわらず、高い荷重たわみ温度(グレードにより160~340℃)、連続使用温度(220~240℃)、ハンダ耐熱性(260℃、10秒~310℃、10秒)をもっています。
区分 | 特長 | グレード名 |
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高強度・高靭性 | GF強化 | A130 |
液晶ポリマー(LCP)について
スーパーエンジニアリングプラスチック
液晶ポリマー(LCP)
<同義語> 高分子液晶
<対応英語>
Liquid Crystalline Polymer
Liquid Crystal Polymer
液晶ポリマー(LCP)の特性
- 溶融粘度が低く、流動性に優れる。しかしバリの発生は少ない。
- 自己補強効果を持つ。流動方向には高い強度と弾性率の値を示す。流動方向に対し直角方向は半分程度の強度となり、異方性が大きい。
- 線膨張係数が小さい。
- 成形収縮率が小さい。3の性質も活かして精密成形部品に適する。
- 耐熱性に優れている。原料組成により3種類の耐熱レベルのグループに別れる。
- 耐薬品性に優れる。溶解する有機溶剤はほとんど無いと言ってもよい。
- 難燃剤なしでもUL94VN0である。
- 通常の射出成形機で成形可能である。
- 振動吸収能力が高い。(高減衰特性である。)
液晶ポリマー(LCP)の用途
- 高強度・高弾性率・高耐熱性繊維、高ガスバリヤー性フィルム。
- 電気・電子分野:コネクタ、スイッチ、リレー部品、コイルボビン、ボリュームなど
- OA・精密機器分野:FDD(キャリッジ、アーム)、プリンタ(ワイヤードット、インクジェットノズル)、複写機(分離爪・軸受け)等
- その他:耐熱食器、CDピックアップ、スピーカ振動板
- 機能素子:光素子、記憶素子、分光素子、液晶ディスプレイなど。